◆取引会社選び〜手数料とスプレッド〜

◆手数料とスプレッド
 手数料とスプレッドは低ければ低いほどその分利益が増えます。デイトレードをする場合、取引回数が増えますのでこの手数料とスプレッドで大きな差が出てきます。スワップ金利を目的に投資する場合、手数料とスプレッドはそれほど注意する必要はありませんが、デイトレードをする場合にどれくらいの必要手数料の差が出るかを確認してみます。

 FX取引会社の多くは手数料を0にしている会社が多いです。ここでは10000通貨で片道30円の手数料を設定しているFX取引会社とで比較してみます。1日3回、週3日のデイトレードを実施するとします。1ヶ月4週で計算すると12ヶ月で48週です。という事で

【手数料1万通貨30円の場合】
 1日3回 × 週3日 × 48週 × 往復60円 = 25,920円

となり、10年20年スパンで考えると25,9200円、51,8400円とかなりの額にのぼります。もし20年間の運用益がプラスマイナス0の場合、20年で手数料分の −51,8400円 が発生することになります。

 次にスプレッドで考えてみます。スプレッド2銭と0.5銭でどれくらいの差が出てくるのかを検証してみます。

【スプレッド2銭の場合】
 1万通貨 × 0.02 = 200円
 1日3回 × 週3日 × 48週 × 往復400円 = 172,800円

【スプレッド0.5銭の場合】
 1万通貨 × 0.005 = 50円
 1日3回 × 週3日 × 48週 × 往復100円 = 43,200円

となり、もしデイトレードをする場合はスプレッドの差で10万円以上のかなり経費に大きな差が出てしまいます。こちらも10年20年で考えると100万円以上の差が出てしまうのです。また、これは1万通貨で考えていますので10万通貨でのデイトレを考えた場合には1年で100万円、10年で1000万円の差になります。

 これでいかにデイトレード、もしくは頻繁にトレードを行う場合の手数料とスプレッドを抑えられるFX取引会社を選ぶ事が重要かが理解できるかと思います。