◆FX投資入門〜FXの仕組みと歴史〜

◆FXの仕組みと歴史
 FXの歴史はまだまだ浅く、1998年の市場開放の流れを受けた外国為替法(外為法)の改正により一般の個人投資家が取引できるようになったのです。それまでは銀行業務のように免許を持っている金融機関のみが取引可能な機関でした。これは通貨の安定や国内産業保護のためですが、経済のグローバル化などに伴って一般にも広がることになりました。

 FXは外貨を取引することになりますが、「円⇔外貨」や「外貨⇔外貨」の取引が可能になっています。さてどうやって外貨を取引すればいいのでしょうか、FXはインターバンク市場にて取引されていますので取次ぎ会社であるFX取引会社を経由して取引をすることになります。これにはFX取引会社に口座を作成する必要があります。

 外貨の取引で利益を得るためには為替レートの変動を利用する売買によって利益を出すことになります。ではどういった要因で為替レートは動くのでしょうか。

変動要因 円高要因 円安要因
経済成長性 日本の成長性が高い時 外国の成長性が高い時
貿易収支 日本の貿易黒字 外国の貿易黒字
政策金利 日本の金利上昇 外国の金利上昇
政府の市場介入 円買い 円売り

 ここでは貿易収支について取り上げてみますと日本の企業が海外で製品を売ると当然外貨で支払いがされます。しかしそのお金は円に両替しないと日本で働く社員の給料は払えません。そこで「外貨」を売って「円」を買うのです。貿易黒字が大きくなれば大きくなるほどこの取引の量が多くなり円高になります。

 こういった為替レートの変動を予想して証拠金にて外貨を取引する仕組みがFX投資です。